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転職活動で、心が折れたとき

以前、転職をサポートしてくれるエージェントの話をしましたが、大手の他にも各業界専門という形で幾つか小規模なエージェントサービスが存在します。私もスポーツ業界に行ってみたいと思い、4月初期にとあるスポーツ業界を専門にされている所に相談しにいったのですが、ITや製造業といったバックグラウンドの私に紹介できるような会社は無いとのことでした(スポーツ業界に行ける人としては、法人営業、あるいはメディア出身者が殆どとのことです)

ただ、その時に相談に乗ってくれた方が「教員免許を持っているなら先生、あるいは学校、教育関連の職場につけば、転職後すぐとは言わないが、後の努力次第で関われるのではないか」というアドバイスをくれました。

私は残念ながら教員免許を取っていなかったので、先生という選択肢はありません。その中で目をつけたのが、大学職員という職種で、ちょうど関西の大学D大学が職員を募集していました。

D大学データ
業務   学校事務一般
特徴   関西四私大の一角
従業員数 不明
想定年収 650万~

募集要項を見て一番驚いたのは、その年収の高さでした。私の前職での収入が(深夜残業や休日出勤を含んだ上での)600万だったので、最初は記載ミスかと思ったくらいです。ところが、少し調べて見ると大学職員という職業は(少なくとも有名な大学であれば)高給取りなことがこちらのリンク先を見て良くわかりました。その後、各大学でどのような試験が行われるのか記載されているサイトを知り、そこでいかに職員になるための倍率が高いかということや、試験として作文やクレペリン検査が出題されるといった情報を入手することができました。

ただ、前職が理系であるが故に、職員という業務に経験が活かせそうにはありませんでした。そこで、前職での経歴は程々に、自分がどういうことをやりたいかという志望理由の割合を濃くして履歴書を作成。どうせ通らないだろうとタカをくくっていたのですが、5月には書類通過のお知らせが家に届きました。

ここまでは順調でしたが、私にとって誤算はこの先にありました。「D大学の職員選考で書類が通過したので関西まで面接に行きたい」ということを妻に告げると、妻は首を振って「受けにいくのは止めてください」と言ったのです。他の会社の面接に行く際には、「頑張って」と応援してくれていた妻でしたが、この時だけは違いました。

よくよく話を聞くと、妻は今の生活を変えたくないようでした。子供が生まれてママさん友達もでき、住み慣れたこの町を離れたくないと。また、開発をバリバリやってた人が事務職に行くのは逃げているようだとも指摘されました。内定を貰うのは難しいがもし転職できれば年収も上がる、関西なので妻の実家にも近くなる、行くか行かないかは内定出てから考えればいいことでとにかく面接慣れのために行かせてくれ、と色々と説明しても妻は首を横に振るばかり。段々と私も頭に来て「50社受けて1つも内定が出ていない現状で、呼ばれた面接を1つでも無駄にはできない」とケンカもしましたが、それでも妻は納得してくれませんでした。

結局、妻との決着はつかず、私は妻に無断で関西に行くことに決めました。妻は交通費をくれませんでしたが、新幹線に乗るならクレジットカードがあれば何とかなるはずでした。しかし、妻というのは夫の悪巧みが分かるのでしょうか、私が早朝に起きた段階で、妻は既に玄関におり「行くなら、話し合って私を納得させてからにしてください」と…私と妻はそこでまたケンカになり、当然のことながら話し合いがまとまるわけがなく…そして始発の電車の時間が過ぎた頃、私の中からあらゆる力が抜け落ち、ヘナヘナとその場に座り込んで動けなくなりました。

大手の会社などが全て落ちた今、就職活動の目的はスキルアップという高尚なものではなく、家族の生活を守るためという形に変わっていました。しかし、その活動で家族がこうもギクシャクするのは何故だろう。妻は私の現状を何故分かってくれないのだろう。話し合いなどせず、強引に突破すべきだったのだろうか。色んなことが頭をよぎり、そして最後に「もう、どうでも良くなった」と呟き部屋に戻りました。1時間後にD大学に面接辞退の連絡をし、そのまま目をつぶると夕方になっていました。夕食はできていましたが、私はそれを拒否し、部屋に篭りました。

ゴールデンウィークが近づいていたこともあり、エージェントからの職業紹介も少なくなってきていました。その中で応募する気力も失せ、妻や子供と顔を合わせたくなくなった私は、朝起きてすぐに外出、当てもなく彷徨うという生活を送るようになりました。たった一度のケンカでここまで落ち込む私は、今思えば情けない大黒柱です。ただ、連日流れる不況のニュースと、実際に50社以上受けても内定を取れないという事実、そしてD大学の失敗により手持ちの駒が全て消えたという現実が、私をこれまでになくネガティブにさせました。

暗い話で申し訳ありませんが、引き続き、次回は転職無気力からどうやって立ち直ったかを書きたいと思います。


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転職活動2ヶ月目

4月中盤の転職活動

3月中に上場企業は全て敗退し、4月から出し続けた中小の半導体企業も、A社を除いて全て敗退。3月~4月前半の時点で、書類を送った企業は50を超えました。4月中盤からは、これまでエントリーをしなかった半導体業界以外の中小メーカーも視野に入れて活動を強化しました。半導体専門ではなくても、電気設計という分野で自分のスキルが活かせる可能性があったからです。

エージェントが会社を紹介してくれるペースは4月に入っても一週間に10~20という感じで安定して推移し、その殆どにエントリーをしました。その中でも下記2社が書類選考を突破。

①B社 … デジタルカメラ ハードウェア設計
②C社 … POSシステム 電気設計


①B社企業データ
業務   デジタルカメラ ハードウェア開発エンジニア
特徴   上場メーカーの子会社。新製品開発を担当
従業員数 200人未満
想定年収 500~550万

B社は従業員の規模こそ小さいですが、社名を聞けば誰でもわかる上場メーカーの子会社です。私は自分の職務経歴の中でデジカメの解像度制御LSIを担当したことがあり、そのキャリアに目をつけていただいたようでした。

1次試験はWEBテストを実施、WEBテストは家のPCで行えるものと、テストセンターで受験するものの二つがありますが、B社は後者の方でした。テストセンターでの受験で特筆すべきは、1度WEBテストを受験すれば、B社だけでなく同じテストセンターを使っている他社への提出も可能だという点です。内容に関しては、前回の話で挙げた「テストセンター対応 これが本当のSPI2だ!」を解いておけば問題が無いレベルでした。

数日後、筆記試験を突破し面接へ。面接の前に30分間の作文があり、テーマは前職での開発経験を弊社でどのように活かせるか、というものでした。面接は部門長1名、開発リーダークラス3名 対 1人 という感じで、人格面よりは専門性について問われました。

・これまで開発したICの最大動作周波数はいくつか?
・担当した製品はどんなものか?
・GHzに近い動作周波数を扱う場合、回路設計時に気をつけたのは?
・回路だけではなく、基盤の設計を経験したことはあるか?
・高周波を扱う場合、基盤設計で気をつけていたことは?
・デジタルカメラというよりは携帯電話のキャリアがメインだが、弊社で活かせそうな技術は?

おそらく、デジカメの開発で高めの周波数を扱っており、そのタイミング調整に苦労しているという背景が現場にあったのか、その辺りの技術的な話を深くされました。B社が扱っている周波数より、自分が開発してきたICの最大動作周波数は200MHzほど低かったということと、比較的ありきたりな開発手法しか提示できなかったのであまり話は盛り上がらず。また、デジタル回路というよりも基盤全体を設計できる人を求めていたようで、基盤設計をあまりしなかった私とでは、話がかみ合わないことが多々ありました。

面接後、エージェントの方には「ここはちょっと厳しいかと思います」と報告、後日私が想定した通りの不採用通知が届きました。


残念なご連絡です。
先日面接に行っていただいた企業について、大変残念ながら次のステップに
進むことができませんでした。取り急ぎご連絡いたします。
---------------------------------
【企業名】  B社
【仕事の名称】【デジタルカメラ】 ハードウエア開発エンジニア
【理由】   今までのご経験と企業が求めるキャリアが若干異なった為

 →ICの回路設計がメインのため、B社の中ではご経験を存分に
  活かすことが難しいという判断でした。申し訳ございません。
---------------------------------


②C社企業データ
業務   POSシステムの電気設計
特徴   非上場だが、POS業界では地位を確立している
従業員数 1500人未満
想定年収 450~500万

C社は非上場のため知名度は低いですが、従業員数が1000人を超える大手です。主力としているPOSシステムとは、販売時点情報管理(Point of sale system)、つまりレジから在庫管理、マーケティング分析辺りまでを担うシステムです。回路設計というよりも組み込み関係のスキルが重要視されているようでしたが、大学で学んでいたことがソフト領域で、社会人になってからの経験がハードウェアという私の経歴に、業務への適応性を感じ取ってくれたのではないかと思います。

1次試験はB社と同じくWEBテストですが、こちらは家のネット環境でするタイプでした。一般的なSPIよりは難易度の高い計算させる問題の比率が高かったです。家で行えるタイプの試験を受ける際には、電卓を机の片隅に置いておくのも一つの手かもしれません。

受験後2日程で通過のお知らせが届き、次の日には面接をさせていただきました。これまでは複数の現場の人間VS 自分という構図でしか面接を受けたことがありませんでしたが、C社の面接は人事課長VS 自分という一対一のものでした。面接というより、ざっくばらんに話しをする面談といった感じで、退職理由や専門的知識の話は浅く、家族構成や希望年収の話が中心でした。特に問題は無かったようで、面接の翌日には2次面接の案内が届きました。

2次面接は1次の時に面談をしていただいた人事課長+開発部の部門長 VS1人という形式でした。この面接の時点で書類通過している会社は他にありませんでしたので、第一希望だということを伝えました。開発部門長の話によると、C社では研究開発という部署ではあるものの、現在の製品リリースは「一から新製品を作る」ということは皆無に等しく、ソフト以外の領域で実際に手を動かすことはないとのこと。ただし、各部品や基盤などの電気的特性に詳しい人員が少ないため、ピンポイント採用で私を面接に呼んだとのことでした。

私はこれまで開発してきた仕事を説明し、前職では1つの部品しか見れる立場に無かったので、将来的なキャリアとして1つのシステムを管理できる技術者になりたいという意欲を伝えました。特に揚げ足を取られることもなく、スキルや経歴も大きく評価していただいたので、面接自体には大きな手ごたえを感じていました。しかしこの面接後、1週間過ぎてもC社からの連絡は来ることなく、エージェントに問い合わせても「先方から連絡が無い」という解答しか返ってきませんでした。

そして、他に書類通過する企業も無いままに5月に入り、ようやくC社から合否が届きました。1週間経って連絡が来ない時点で半ばあきらめてはいましたが、予想どおりの残念な結果になってしまいました。どうやら、C社では採用計画そのものを見直していたようです。

ご連絡が遅くなってしまいまして申し訳ございません。
先日応募いただきました企業について、大変残念ながら次のステップに
進むことができませんでした。取り急ぎご連絡いたします。
---------------------------------
【企業名】  C社
【仕事の名称】◆回路設計エンジニア【POSで国内シェアトップクラスの安定企業】
【理由】   企業側の都合で求人が停止したため

→採用をストップされるとのことで、今回お見送りになってしまいました。
 大変申し訳ございません。
---------------------------------
お力になれずに大変申し訳ございません。
残念ですがご了承ください。また、ご連絡差し上げます。


「ああ、製造業は本当に厳しいんだな」という世相を、この頃から私は心の芯から感じるようになっていました。同じ業界の友達に話を聞いても、辞める人こそいるが入社してくる人は半年以上見ていない、という状況でしたから(ちょうど半導体企業同士の合併や、事業所の閉鎖が度々ニュースとして流れていました)私は、電気設計や回路設計を希望していても就職は不可能ではないかと思い始めていました。

一方で、ほんの一握りではありますが希望も残っていました。4月前半に個人応募で履歴書を送った関西の大学から書類通過の通知が来たのです。大学の運動部支援を担当したいという志望動機が効果的だったのか定かではありませんが、元々の夢を叶えるチャンスに思えました。面接まで一週間あり、またC社以降は製造業界で書類通過することがなかったため、私は作文やクレペリン検査の対策を始めました(前回参照)

次回は、5月の活動の話を通じて、転職活動と家族に関して、また転職活動中に訪れる無気力との戦いについて書きたいと思います。



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転職活動で実施される試験に関して

今回は、転職活動中に受けた筆記試験について書きたいと思います。転職活動の場合、書類や面接だけで採用を行う企業が多いですが、中には筆記試験を課す会社もあります。後々お話していきますが、私は半導体業界の他に、ソフトウェア業界、公務員、大学職員など専門外の会社も受けており、幾つか特色のある試験も経験しました。脳が若い学生と違って、30代に近い私のような人間にとって筆記試験は辛いです。しかしながら、ちゃんと対策を取ればそれなりに通過しますし、実際、私は筆記で落ちることはあまりありませんでした。

私が転職活動を通して受けてきた試験は以下のような感じです。

① スキルテスト     … 半導体、特許業界
② SPI (Web/筆記)  … 半導体、ソフトウェア、大学職員
③ 性格適正検査    … 半導体、ソフトウェア、大学職員
④ 公務員試験
⑤ GMAP        … ソフトウェア
⑥ クレペリン検査   … 大学職員
⑦ 作文         … 特許業界、公務員、大学職員

①スキルテスト
製造業でしばしば見られる傾向ですが、大きな企業にいると開発と名がついても設計業務をほとんど経験しないことがあります。しかしながら中小であると現場がほとんどなので、転職活動の際には実際の設計力を見るテストが課されることがあります。ただ、同じものを作っていても、会社によっては設計手法が異なることがあるため、業界としての一般的な知識が問われます。なので、普段の業務をそれなりにやっていれば解けない問題はあまりないのではないかと思います。むしろ、付け焼刃で突破して入社後に苦労するようなら、素直に白紙にして落ちた方が良いかとも思います。

②SPI
転職の試験で一番多いのがSPIです。学生の頃就職活動で経験した人も多いかと思いますが、言語、非言語の基礎的知識が問われるテストです。転職者の場合、忘れていることがほとんどだと思いますが、一冊本を買って一回解けば問題ないかと思います。ちなみに私は「テストセンター対応 これが本当のSPI2だ!」という本を買って対策をしました。

③性格適正検査
これは対策本を買うまでも無いですが、よく言われるのが「ポジティブな自分を想像して、解答を選ぶ」ということです。私もそれに準じてやりましたが、この試験で落とされたことはありませんでした。

④公務員試験
今回、私はある自治体の公務員試験を受けました。筆記は突破しましたが、これは完全にマグレの範疇だったかと思います。本気で公務員になりたい方は専門の予備校に通われるのが最も確実でしょう。私のように記念受験される方は、市販されている過去問を買ってひたすら解くのが良いかと思います。また、過去問を掲載しているサイトがこちらのリンク先にありますので、これを参考にされても良いかと思います。

⑤GMAP
近年、社内におけるスキルアップの一環としてGMAP受験を課す企業も増えつつあるようです。エージェントさんの言葉を借りますと

GMAPとは、グロービス社が提供している、これからのビジネスパーソンに求められている能力を客観的に、測定・評価するアセスメントテストです。その中には2種類あります。


1、ビジネス・フレームワーク:
 ビジネス上、必要な知識の理解度を測定。
 マーケティングからファイナンスまで幅広い知識が必要。
2、クリティカル・シンキング:
 論理思考力など、考える力にフォーカス。

GMAPテストは、既に多くの企業にて、採用・昇進評価の際の測定ツールとして活用されています。ビジネスリーダーとしての基礎力である「経営知識」ならびに「論理思考力」を測定するアセスメントテスト「GMAP」は、人材育成・組織開発のノウハウをもつグロービスが独自に開発した能力評価ツールです。試験問題も語義の記憶量や論理思考の素地を測定するだけではなく、ショートケースを使って知識を活用できるレベルまで習得できているかを診断することができます。

参照:
 こちらのリンク先のように長文の問いに対し、瞬時に判断して4択で回答していく問題が多いようです。
 (実際はペーパーテストの方式です)。
 
とのこと。現状、問題集などはないために、グロービス社の本を買って読むくらいしか対策は無く、私も試験前に立ち読みしてみたのですが正直わけがわかりませんでした。私が受けたのは2のクリティカルシンキングで、売り上げなどの数値的なデータから今後の営業方針を選択する問題や、数学的な確率の問題出題されました。恐ろしく難しかったです。いわゆる「地頭を問う」試験なので、対策せずに受験しても簡単に通ってしまう人もいる模様。GMAPに当たったのは一回ですが、私は突破することができませんでした。

⑥クレペリン検査
隣り合った1桁の数字の足し算を、5分の休憩を挟んで前半15分、後半15分を行うという頭と手がとても疲れる試験です。問題をただ多く解けば良いというわけではなく、1分ごとの作業量の変化から性格や適正を審査するという難儀なテストです。大学職員を受けた時にしばしば登場しました。これも対策はあまりありませんが、こちらのサイトで練習することができます(ただし、実際は鉛筆を使うので対策とは言い難い)。私は、少しでも多く解けるように足し算九九を暗記して試験に臨み、何とか突破しました。ちなみに、上記のサイトで私は55問/1分くらいで、上位に入れませんでした。。。

⑦作文
私は作文がとても苦手で、試験会場で思いついたことを書くことができない人間です。なので、あらかじめ家で800~1000字の作文を三本つくり、それをひたすら口に出して読んで暗記、試験当日は三本の中で出題と一番近いテーマを改変するという対策を講じました。多少テーマとずれていたとしても、起承転結のある文章が書けるし、時間切れになることも少ないので、作文が苦手な方には有用な方法かと思います。

色々と挙げましたが、転職活動中に受けるテストはSPIがほとんどですので、とりあえずはその対策さえしとけば問題ないと思います。ただし、GMAPは採用する企業が増えそうなので、チェックしといた方がいいかもしれません。

それでは、次回は4月の就職活動について書きたいと思います。



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初めての面接と、現実の厳しさ


前回は、3月初旬にいわゆる上場企業にエントリーし、1週間後にほぼ全滅した話までしたかと思います。今回はその続きです。

2009年3月中旬

エージェントでは最初の面談時にエントリーする会社を10~20社を決め、それ以後は求人情報が入るとメールや電話で知らせてくれます。最初のエントリーで全滅を食らった私は、年収や上場企業にこだわるという考えを排除し、前職でのキャリアを活かせそうな企業にはエントリーしていく方針に切り替えることにしました。

その一環として、まず前職で競合していた会社(同じような製品を作っており、市場におけるライバル関係)にエントリーすることに決めました。すると、1週間後にA社から書類通過のお知らせと面接の案内をいただきました(実際に面接に呼ばれた会社や、中小企業などは会社名を伏せさせていただきます)

A社企業データ
業務   半導体の設計(デジタル/アナログ混在)
特徴   ファブレスで、独自のIPコアを使いニッチな市場をリード
従業員数 300人未満
想定年収 500~550万

小さな会社ですが、前職勤務中は競合としてよく名前が挙がりましたし、年収面でもそう悪くない待遇だったので是非とも入りたい会社でした。面接準備として、エージェントが模擬面接を実施してくださり、面接中の態度、話し方、想定される質問の解答について準備をすることができました。特に問題は無いとの事でしたが、一点だけ貴重なアドバイスをいただきました。

スキルや経験も当然重要視されますが、実は一番注目されるのが退職理由です。そこの筋が通っていないと採用されません。筋が通るというのは、正直に話すことです。また、正直に話して採用してくれる企業でなければ、入社後にまた苦労することになりかねません。

上記は、私が転職活動をしていく上で常につきまといました。後日、この点に関しては私なりにまとめたいと思います。

面接本番は4月の始めに行われ、内容は簡単なスキルテストと担当部署面接でした。スキルテストは、ある回路を実現するコードを書くテスト、これまで担当した製品の仕様を説明するテストの2種類あり、一応全て解答。続く面接では、職務経歴書やスキルテストの内容を元に、現場のリーダークラス8人対私1人というなかなか厳しい面接でした。聞かれた質問は以下のような感じです。

・大学時代からの経歴を含めた自己紹介
・開発してきた製品に関する内容、業務の幅
・RTLコーディングのテクニックや設計思想について
・前職で一番やりがいを感じたことは
・退職理由に関して
・デジタル中心のキャリアだが、アナログ設計のような仕事に興味はあるか
・海外への出張経験はあるか
・会社に対して何か質問はあるか

エージェントの言う通り、退職理由に関しての質問は深く聞かれました。私は思い切って「スポーツ関係の業務がしたかったが、結果として子会社工場に出向させられる異動命令を出されたこと」を伝えた上で、転職するに当たり市況の厳しさを知り、キャリアを活かせる方向でもう一度設計として頑張りたいという意思を伝えました。

この解答に面接官は納得してくれ、1次面接は無事突破。面談後に人事の方と話をし、4月中に入社すればボーナスも出るので是非このまま入社していただきたいと言われ、私は正直内定をもらった気でいました。ともあれ、転職活動を始めて1ヶ月でようやく最終面接まで持っていくことができて本当に嬉しかったです。

1週間後、役員面接が行われ、会社役員3人の方と面接を行いました。聞かれた質問はおおよそ1次面接と変わらず、和やかに進んでいたのですが、退職理由を正直に話したところで、役員の態度が怪しくなりました。

「弊社に入ったとして、スポーツ関連業務への希望を完全に捨てられますか? あなたは陸上の話をするととても活き活きしていて、それは大変よろしいことだが、そういう人だからこそ、心の奥底では元々の希望を捨てられないと私は思うんですよ」

自分をPRしたい一心で饒舌に話していたこともあり、私はそこで「しまった!」と思いました。返す言葉はありましたが、その中で「それでも半導体の設計がやりたいんです」という熱意を示すことができなかったのです。

そして数日後、エージェントを通じてA社からの不採用通知が届きました。内容は、以下のような感じです。

残念なご連絡です。
先日面接に行っていただいた企業について、大変残念ながら次のステップに
進むことができませんでした。取り急ぎご連絡いたします。
---------------------------------
【企業名】  A社
【仕事の名称】デジタルLSI設計
【理由】   今までのご経験と企業が求める適性が若干異なった為

→転職理由がネックになってしまったとのことです。また連絡をさせて
 頂きますが、次の面接に活かしていきましょう。
 連絡が遅くなってしまったのは他の候補者との比較のためです。
 企業も結構迷っていた様子でした。スキルとしてはかなり高く評価
 されていたので、そこはぜひ自信を持って下さい。

以後、私は転職理由を細かく長々と話すことを封じることにしました。客観的事実として、遠方子会社への出向命令が出たため、退職するに至ったということを伝えるようにしました。それは、自分の企業の真のマッチングを求めるという意味では苦しい選択でしたが、反省を活かすためには仕方がないことでした。

次回は、他に書類を突破した企業の話と、筆記試験について書きたいと思います。



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転職活動開始、その2

しばらくは、当時のメールやメモ書きを元に、転職活動の内容を具体的に書いていこうと思います。

まずは私の簡単な経歴を以下に書きます。

年齢 28歳(当時) 妻あり子供あり
年収 600万程度
学歴 関西私大の大学院を修了 (情報学)
職歴 神奈川にある半導体ベンダーに設計として勤務(4年)

開発経験 デジタルカメラ用のLSIの設計(デジタル設計)
       携帯電話用LSIの設計(デジタル、基盤設計)
       液晶テレビ用のLSIを設計(デジタル設計)

スキル 言語    Verilog, VHDL, SystemC
     開発環境 modelsim, verifaultXL, conformal LEC など
     その他  Unix, Linuxで一通りのサーバーを構築できる
           ハードウェア開発以外の言語はPerl, PHP, C, VBなど

資格  自動車免許 特定化学物質作業主任

開発リーダー経験 あり 部内ネットワーク管理者なども経験

職務以外での自己PR 大学時代にNTT DOCOMO のインターンシップに参加し、
               暗号化通信プロトコルのセキュリティホールを改修(C言語)
               小学校~大学まで陸上競技に打ち込む。全国大会経験もあり。

3月初期にエージェントとメールをした際、1~2ページの職務経歴書を書くよう言われたので、上記のような項目を、具体的なエピソードと共に記述しました。転職サイトやエージェントに登録することによって、職務経歴書のフォーマットをもらえるので、それを埋めてゆく感じにすれば良いと思います。私の場合は、もらったフォーマットを少しだけ改変して次のような項目にまとめました。

①経歴の概略
最終学歴卒業から現在に至るまでの経歴を、簡潔な文章を用いて5行程度で記入。
例)2000年3月に○○大学○○学部を卒業後、株式会社○○に入社。○○に配属され、○○業務を○○年間経験、その後○○に転属……(省略)一身上の都合により○○を退職し現在に至る

②職務経歴
具体的な職務の記述。見易さを追求するため表形式でまとめる。
例)
株式会社○○○○ ○年○月~○年○月 在籍期間 ○年○ヶ月
事業内容 本社所在地 資本金 従業員数 年商

期間          職務内容       職務環境      人員/役割
○年○月~   デジカメ用LSIの開発   開発言語などを記述  7人/リーダー
○年○月   (具体的な仕事内容を記述)

③得意分野、スキル

④自己PR
技術面や実績面・仕事に対する姿勢を中心に、応募求人・企業に対してプラスアルファとなる内容で記載。

⑤成功事例
具体的な仕事での成功事例を記載。自己PRと若干被って作成に悩みましたが、面接における成功事例への食いつきは非常に良かったです。取り組んだ仕事の壁と、それをどのように乗り越えたかというエピソードが書ければ問題ないと思います。例は短いですが、私は20行くらい書きました。
例)
○年○月より、私は○○という商品の開発を担当しました。○○はデジタルカメラ用のシャッターに利用され、○○や○○という機能が搭載されたICです。
 開発段階で問題となったのは納期ではなく、○○という特性でした。従来の技術ではクリアできなかったものですが、私は他の製品の○○という特性を参考にし改善することができました。その際に他部署の人間と綿密な連携を取った結果、他の製品にも水平展開されることになり、新技術として会社から表彰を受けることができました。

⑤志望動機
どうしてその会社に入りたいのかを具体的に書く。同じ職務経歴書を使ってたくさんの会社に出したかったため、私は志望動機を書きませんでした(面接に呼ばれれば答えるくらいに考えていた)結果として書類選考で落ちることが大半だったので、本命の会社に対しては志望動機を書いた方が良いと思います。


できあがった職務経歴書等を持ち込み、エージェントと面談。職務経歴書自体の修正などを打ち合わせ、具体的な転職活動のプランを立てました。元々退職の理由となったスポーツ支援業務へのキャリアチェンジをしたいと相談すると、「不況が深刻であるためどの業界でも即戦力しか取っていないため正直望みが薄い。せっかく半導体のキャリアをお持ちなのだから、最初は同業界で受けてみてはどうだろうか」と提案されました。独身ならばそれでも夢を追ったのでしょうが、家族の生活を考えてなるべく内定を取りやすい同業界を中心に受ける方向に決めました。

一般に、転職活動のフローと言えば、1、書類選考、2、採用部署面接、3、役員面接 ですが、エージェントの話によるとどの業界においても書類選考確率が10パーセント、面接の通過率が20~30パーセント、つまり内定を得ることのできる確率は3パーセントとのこと。さらに不況の影響でどの企業も採用を絞り込んでいるので、2009年現在では内定獲得率は1パーセント無いくらいだと言っていました。100社受けて1社決まるかどうかというくらいです。また、2007年くらいまでは多くの人が3ヶ月で次の職場を見つけることができていたが、最近は半年探しても決まらない人が多くいるとのこと。

それでも、前職である程度のキャリアを積んでいたので私は「まあ、そこまで悪いことにはならないだろう」と信じ込んでいました。面談後、エージェントに紹介された企業にエントリー。今振り返ってみると大手ばかりです。

パナソニック株式会社
パナソニックセミコンダクター社
日産自動車株式会社
ソニーLSIデザイン株式会社
NECエレクトロニクス株式会社
日本サムスン株式会社
パナソニックモバイルコミュニケーションズ株式会社
株式会社キーエンス
株式会社東芝
セイコーインスツル株式会社
その他幾つかの半導体関連企業

エントリーから1週間後、ようやく私は不況を肌で実感することになりました。上記の企業全てから書類選考落ちのメールが届いたのです。昨年辞めた同僚などはこの辺りの企業にサクサク内定を貰っていたので、私の落ち込みは酷いものでした。この後、何とか立ち直り他の上場企業にエントリーするのですが、全て×。転職活動は早くも厳しいものになりました。



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転職活動開始、その1

前回の更新から随分と日をあけてしまいました。前回は、転職にまつわるお金の話を書きましたが、今回から具体的な転職活動の記録を書いていこうと思います。

2009年2月末、子会社への転勤か退職を迫られた私は、1日悩んだ末、ある結論を出して実家に帰っていた妻に電話をしました。「突然で悪いが、会社を辞めようと思うんだけど」と言うと、さすがに妻は驚いたようでしたが、経緯を説明すると納得をしてくれました。その後、妻の両親に電話をかわってもらい「申し訳ありません、なるべく早く次の職場を見つけようと思います」と謝罪。妻の両親も、私を叱ることなく励ましの言葉をくれました。自分の両親にも電話をかけましたが、同じように励ましてくれました。

翌日には早期退職の用紙に印を押し、同じグループの人たちに退職することを伝えました。ちょうど担当したプロジェクトが最終局面を迎えており、言い出しにくい状況ではありましたが、その週のうちにほとんどの引継ぎを終わらせました。次の週から3日ほどで片付け、残りは有給消化に充てました。急な退職、引継ぎで迷惑をかけたことは申し訳なかったと思いますが、100年に一度と言われる不況の時代、家族の生活を守ることを考えると、私は1日でも早く雑務から解放され、次の就職先を見つける必要がありました。

とはいえ、具体的にどのような手はずで転職活動を進めてよいのか分かりませんでしたので、昨年辞めた同僚に電話し情報収集。そこで、以下のようなアドバイスをもらいました。

①まず、リクナビNEXTマイナビ転職などの転職サイトを見て、何となくでも良いので「どういう会社が人を募集しているのか」感覚をつかむ。

②次に、転職エージェントサービスに登録する。エージェントと対話しながら、履歴書、職務経歴書のフォーマットをまとめ、ブラッシュアップできた時点で、エージェントが紹介してくれた企業に応募を開始する。

③エージェントが採点してくれた履歴書などを使い、エージェント経由以外でも応募をかける。

多くの方が、というか大半の人がこのようなフローで転職活動をしているのではないかと思います。私の場合は①をすっとばして②からはじめました。WEBで募集を見るよりは、エージェントの人と話をした方が、今の状況が手っ取り早く分かると思ったからです。

転職エージェントは以下のようなものが代表的です。

リクルートエージェント
マイコミエージェント
パソナキャリア

他にも多数あり「転職 エージェント」などで検索をかければすぐに出てきます。まずは、上記3社のいずれかに登録をしてみて、よい案件が紹介されなければ別のものを頼るというスタンスが良いと思います。私は、就職活動初期~中期にかけてはリクルートエージェントを、後期にかけてはマイコミエージェントを利用しました。印象としては、リクルートエージェントはとにかく紹介数が多い。マイコミエージェントは少数だが希望に沿った求人を紹介してくれた、という感じです。

次回は、もう少し掘り下げて、実際に私がどのような会社を受け、結果がどうであったのかという話をしていきたいと思います。



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退職・転職に関係するお金の話について その2

前回は、会社を辞める際に発生するお金のやりとりを「貰えるもの」「出て行くもの」の二つに分類し、「貰えるもの」の詳細をお話しました。今回は、家計に重要な「出て行くもの」について書きたいと思います。

・会社を辞めることにより増える出費
⑥住民税
⑦厚生年金
⑧健康保険料

⑥住民税
会社にいた頃は、住民税が給料から引かれているため「税金高いなぁ、こいつのせいで額面と手取りにこんなにも差が…」というような程度のものですが、仕事を辞めることによって支払いが直に降りかかります。

このようになるのは、前年度1月から12月までの税金を今年度6月から翌年5月にかけて支払うという制度のためです。したがって、退職の時期によって以下の支払いパターンがあると考えられます。

1、1月~5月に退職する場合は、5月までの住民税支払いを最終給与で天引き
→ 6月1日までに再就職した場合は、再就職先の給与から天引き
→ 6月1日以降も再就職できない場合は、納税通知が送られてくる
2、6月~12月に退職した場合は、市役所等で手続きして翌年5月までの住民税を支払う
→ 一括払いか分割払いかは選択できる。

私の場合は3月に退職しましたので、3月の最終給与で5月分までを支払い。6月1日までに就職できなかったので、6月からは自分で払う。ということになりました。

⑦厚生年金
会社を退職すると、同時に厚生年金からも抜けることになります。このとき、取るべき選択肢は以下の二つです。

1、配偶者が働いている場合、配偶者の厚生年金に入る
2、配偶者が働いていない場合、または配偶者がいない場合、国民年金に再加入

出費が増えるのは2の場合です。私の場合も2でした。厚生年金を抜けることによって、給与天引きされていた分が直接請求されます。また、配偶者も国民年金に再加入なので、それまで給与明細に掲載されていた厚生年金料のおよそ倍の額を月々自分で払う必要があります。ただし、こちらのリンク先にあるように、失業中など支払いが困難な場合の免除制度がありますので、詳しくは最寄の役所に相談してください。

⑧健康保険料
健康保険は、退職と同時に効果を失う(退職日の翌日には保険証が使えなくなる)ので、速やかに移行手続きを取る必要があります。退職後の健康保険の選択肢は以下の三つです。

1、配偶者が働いている場合、配偶者の扶養に入る
2、国民健康保険に加入する
3、それまで加入していた健康保険を任意継続する

2や3の場合、出費が増えます。1の条件に無い場合、2と3はどちらも選択できますが、おおよその支払い額を役所で教えてくれるので、それを基準に選ぶと良いと思います。いずれにせよ、それまで半額が会社負担であった健康保険の支払いが全て自分に降りかかるため、出費は2倍となります。


以上より、既婚で配偶者が働いていない家庭の場合、最大で「給与明細に掲載されている(住民税+厚生年金の2倍+健康保険料の2倍)」を自分で払うことになります。よって、退職後に転職活動をされる方であれば、月々の家計にこれら追加で払う金額を加え、退職金や貯金で何ヶ月生活を維持できるか? という計算をまずした方が良いでしょう。多くの方が転職は在職中にというのは、退職によって発生する余計な出費が、家計にも精神的にもよろしくないからだと思います。

私の場合、最低でも10月まで次の職につくことはないので、あと2~3ヶ月は家計と睨めっこです。また、就職活動がピークのときには、面接会場へ行くための交通費も余計な出費となりましたので、大変でした…。

では、次回からは私の具体的な転職活動を書いていこうと思います。


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退職・転職に関係するお金の話について その1

前回は、プロローグとして私の退職理由について軽く触れました。今回は、生活設計や転職スケジュールを組む上で重要なお金の話をしたいと思います。始めに会社を辞める際に発生するお金のやりとりを「貰えるもの」「出て行くもの」の二つに分類してみたいと思います。


・会社を辞めてもらえるもの
①退職金
②給与天引きで積み立てた財形貯蓄や確定拠出年金
③雇用保険
④未払いの残業代
⑤その他(労働組合からの脱会記念金など)

・会社を辞めることにより増える出費
⑥住民税
⑦厚生年金
⑧健康保険料


主なものはこれくらいかと思います。本日は、会社を辞めてもらえるものに関して簡単に説明します。


① 退職金
 懲戒解雇や、会社の倒産などの例を除き、就業した年数に応じてもらえるお金です。会社を辞めて得る収入のうちでは一番大きく、退職後の生活設計を考える上で一番重要なお金となります。金額は会社によってまちまちなので何とも言えませんが、通常の退職よりも早期退職者優遇制度への募集に応じる方が当然多くもらえます。

 したがって、退職を考えている人は会社が早期退職者優遇制度を募集する予定があるか情報を集め、実施されるようであればタイミングを合わせた方が良いと思います。逆に、早期退職者優遇制度を使って社員を退職に追い込むケースも多いです(いま辞めれば優遇制度により多くもらえるが、それ以後は普通の退職金なので損をする、という微妙な言い回しで退職に傾かせる)

 私は部門長に早期退職者優遇制度を餌に退職に追い込まれた口ですが、後日、その制度が年中実施されているものだと知り愕然となりました。しかしながら、1年前に辞めた同僚に比べ3倍以上の退職金を貰えたので、金銭面においては納得しています。


②給与天引きで積み立てた財形貯蓄や確定拠出年金
 企業によっては、給料からの天引きで財形貯蓄や確定拠出年金を実施しています。これらのお金は、転職後の企業に同じ制度があれば移管することができますし、申請すれば返金されます。退職する際は、人事担当者にこれら制度の手続き方法を聞いておいた方が良いでしょう。また、管理している会社から案内も届きますので、そちらに手続きの概要を聞くのも良いと思います。


③雇用保険
 雇用保険に関しては、国会で色々と審議されていることもあり、制度の変更が起こりやすいので、確定した情報が必要であれば、最寄りの職業安定所に相談に乗ってもらうのが一番よいと思います。しかしながら、例として私が退職した2009年3月前後での制度を簡単について簡単に触れておきます。

雇用保険が受給されるまでのフロー

1、退職時、離職票の発行について人事と交渉しておきます。退職後の雇用保険、年金、健康保険に関する手続きは、離職票があることが大前提となるため、活動日程を管理する意味でも、何月何日までに離職票が送られるのかきっちりと詰めておくべきです。

2、家に離職票が届いたら、内容を確認します。確認すべき内容は退職前6ヶ月分の給与と退職理由です。退職前6ヶ月分の給与は、支給される保険日額に影響しますので、間違って少なく掲載されている場合などは、会社に修正を求めましょう。次に、退職理由ですが、退職理由によって支給の形態や日数、※給付制限期間の有無が変わります。詳しいことはこちらのリンク先を熟読してもらうと分かりますが、ポイントだけ簡単に説明します。
※退職理由によっては、離職後3ヶ月は給付制限があり雇用保険が支給されない

退職理由により、退職者は以下の3つに分類されます。
A、自己都合退職            → 一般受給資格者
B、倒産、解雇による退職       → 特定受給資格者
C、その他やむを得ない場合の退職 → 特定理由離職者

一般受給資格者に比べ、特定受給資格者や特定理由離職者方が雇用保険の恩恵が大きい傾向にあります。特定受給資格者や特定理由離職者はこちらのリンク先の条件を満たす人がなれるそうですが、実際にどの受給資格になるかは職業安定所で離職票の内容や、離職者の話を聞いた審査官が判断します。

特定受給資格者の方がお得なので…という理由で、審査官の攻略法(?)を記したサイトがあるみたいですが、そういうものを暗記して面談に望むと話がブレるのでお勧めしません。どうしてもと言う方は、離職前に一度職業安定所を訪れ現状を話した上で受給資格に関する相談をするのが良いと思います。

3、受給資格が決定した後は、それぞれの支給制度に沿って、自分が指定した口座に給付金が振り込まれます。


④未払い残業代
離職前にサービス残業を強いられていたなら、会社に対して請求できる可能性があります。私はノートに日々の業務時間をつけていたので、未払い分を会社の管理部門に対して請求しました。(裁判などを起こしたわけではなく、会社に未払い残業清算用の書類があったため、それに沿って請求をかけました)どのように請求するか、どう戦うか、ということは他のサイトに山ほどあるのでここでは控えます。

私の場合、色々あって請求した残業代は未だ支払われていません。若干モメている、という感じです。これは仕方がないことだとは思いますが、仕事をしているときは人間関係が良好だった直属の上司や管理部門の人間が、残業代を請求したことで敵にまわります。私もこの請求により、所謂「職縁」というものが切れた瞬間を体験しました。家族や今後の生活のことを考えれば請求するのは正しいし、ドライになるべきなのでしょうが、元上司とメールや電話でのやりとりする度に重く、そして辛い気持ちになります。「恩義」か、「生活」か、私のようにウダウダと苦しまないように、離職に際して会社側と交渉する場合は、この辺りの決意を詰めておくべきだと思います。

⑤その他(労働組合からの脱会記念金など)
これは言葉の通りです。会社で組合に所属している人は、退職時にいくらか支払われます。私の場合、退職金にまつわるお金は全て奥さんに取られてしまったので、組合から支給されたお金はへそくりとしてポケットに入れました(笑)

では、長くなったので後半は次に回したいと思います。次回は、出費について書いた上で、再度まとめをしたいと思います。


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プロローグ~退職までの簡単なあらすじ



 この日記は、私個人の転職活動について示したものです。尚、私は現在(7月2日時点)でも次の職が決まっておらず、転職活動を続けています。ただ、一時より心が落ち着いたので、手記を書こうと思います。あくまで手記であり、特定の団体を攻撃する意図のないことを、最初に明示しておきます。また、社名、部署名などは関係のない名称を使っています。

今転職を考えてる人、転職活動を始めようという人にとって、できるだけ有用な情報を書いていこうと思いますが、制度等に関する記述に間違いやミスがあるかもしれません。最終的な確認は各個人でしただきますよう宜しくお願いします。


 プロローグ~退職までの簡単なあらすじ

 今からおよそ5年前、大学院を卒業した私はあるメーカーAに入社しました。私の専門は情報でしたが、学生時代にずっと陸上競技をやっていたこともあり、入社後の面談ではスポーツ支援事業部への配属を希望していました。A社のスポーツ支援は、マラソンやインカレなど陸上競技に関するものが多かったからです。しかしながら、当時の人事担当は首を横に振り、私をこう説得しました。

「スポンサー事業というのは、会社のお金を使って行うものだ。だから、まず本業のものづくりの現場を肌で感じて、血と汗で生み出される会社のお金がいかに大切なものか知って欲しい。そして、それが本当に理解できたのなら転属届けを出しなさい」

 私はその言葉に従い、およそ2年半A社の本業である設計職に従事しました。ものづくりの現場も当然面白かったのですが入社時の希望を捨てることができず、その年の査定時にスポーツ支援事業部への異動願いを出しました。しかし、この時は「具体的な業務がイメージできていない」という理由で拒否されてしまいました。

 そして2009年。今度こそ転属を決めてやるぞという決意の下、私は具体的な業務改善案を資料にまとめ、再度異動願いを提出することにしました。そして、四年越しに下った転属命令は、スポーツと全く関係の無い子会社への出向と、早期退職の案内用紙だったのです。

 どうしてでこういうことになってしまったのか? あまり詳細なことは書きませんが、異動希望を逆手に取ったリストラだったのだと私は思っています。辞める過程で色々とモメた中、上司につきつけられた言葉だけは一生忘れないと思います。

「まあ、吐いたツバは飲まんとけ、ということだ」

 こうして2009年3月末、私は会社を辞め、不景気の荒波と戦うことになりました。

 次回に続く


 ※この日記は、以下の二つの内容で構成しようと思います。
 ・各企業の受験レポート
 ・転職活動を進める上でのTIPS (お金や、求人状況の話など)

 次回は、TIPSとして退職時にまつわるお金の話を書きたいと思います。


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